ドル円は安値から値を戻すも104円台半ばからが重い=東京為替概況
ドル円は前日の海外市場での104円10銭台までの下落から調整が入る展開に。欧州、米国で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化し、フランスとドイツで全土的な行動制限を実施、シカゴでもレストランなどの屋内営業が禁止されるなど、行動制限が目立つ中で、リスク回避の円買いが強まった。ただ、ダウ平均株価が大きく値を崩す中で、日本株の下げは限定的なものにとどまるなど、リスク警戒の動きがこの時間帯はそれほど強くなく、円買いに対する調整が主体に。
ただ、目先の上値目途として意識される104円台半ばからの買いにも慎重で、104円台前半での推移が続いた。
ユーロドルは1.1750前後での推移。リスク警戒のドル買い一服も戻りは鈍くもみ合いに。新型コロナウイルスの感染拡大が欧州で強まっていることが重石となっている面も。この後、ECB理事会を控えており取引を手控える動きも見られた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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