【海外市場の注目ポイント】ECB理事会など
日本時間午後9時45分に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果が発表され、同午後10時半にラガルドECB総裁の会見が行われる。今回の理事会で政策金利は現行の0%に据え置かれ、中銀預金金利も現行の-0.50%に据え置かれ、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模も現行の1兆3500億ユーロに維持されるとみられている。声明やラガルド総裁の会見が焦点となっている。このところ欧州各国で新型コロナウイルスの感染再拡大が深刻化している。こうした状況を受け、声明やラガルド総裁の会見で、追加緩和が示唆されれば、ユーロが売られる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には7-9月期の米国内総生産(GDP)速報値や米新規失業保険申請者件数の発表、同午後10時には10月の独消費者物価指数速報値の発表も予定されている。7-9月期の米GDP速報値は、大方の予想が前期比年率換算32.0%増となっており、4-6月期の同31.4%減から3四半期ぶりのプラス成長に転換すると見込まれ、米新規失業保険申請件数は、大方の予想が77万件となっており、前週発表の78万7000件から減少するとみられている。10月の独消費者物価指数は、大方の予想が前年比0.3%低下となっており、前年比のマイナス幅が前月の0.2%低下から拡大すると見込まれている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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