米10年債利回りは横ばい 感染拡大と同時に財政赤字拡大への懸念も=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:34)
2年債 0.147(+0.001)
10年債 0.774(+0.007)
30年債 1.561(+0.008)
期待インフレ率 1.698(-0.013)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは横ばい。米欧で感染拡大が急増しており、景気の先行き不安が強まっている。米国債への逃避買いが先行し、利回りは下げて始まったものの、後半にかけて戻している。ただ、米大統領選を来週に控え、感染第3波の拡大が顕著になる中で、どちらが勝利したとしても、財政赤字が拡大することが予想され、上値では供給増への懸念から売りも出て、利回りは前日付近まで戻す展開。
10年債利回りは0.74%から0.78%台まで一時戻す展開。
なお、本日は5年債入札が実施されたが、特に大きな反応はなかった。
2-10年債の利回り格差は+62(前営業日+63)とフラット化が続いている。
米5年債入札結果
最高落札利回り 0.330%(WI:0.335%)
応札倍率 2.38倍(前回:2.52倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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