ＷＴＯ、次期事務局長にナイジェリア候補を推薦

　世界貿易機関（ＷＴＯ）はきょう、事務局長選で最終選考に残った２人の女性候補のうち、ナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相が、韓国の兪（ユ）産業通商資源省通商交渉本部長を上回る支持を得て、次期トップに推薦されたとことを明らかにした。オコンジョイウェアラ氏が事務局長となるには、１１月９日に予定される一般理事会で承認される必要がある。

　韓国側が事務局長選から撤退するかどうかは不明。ただ、反対姿勢にこだわればトップ選びが長期化する可能性もあるという。

　この日の加盟国代表会合では、日本、中国、ＥＵなどはジョイウェアラ氏の選出に賛成を表明し、米国のみが兪氏支持を明言した。