ティファニーがプラスに転じる 1株131.50ドルで合意に近いと伝わる=米国株個別
ティファニーに買いが強まっておりプラスに転じている。序盤は売りが先行していた。きのう、一旦協議が破断となっていた仏LVMHによる同社の買収協議が再開していると伝わった。市場も思惑を高め前日のティアニー株は買いが強まっていたが、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)がきょう、関係者の話として、1株131.50ドルに買収条件を引き下げ、両社は合意に近づいていると報じたことがきっかけとなっている。最初の合意価格から3.50ドル条件を引き下げている。
ティファニーの取締役会はきょう会合を開き、新条件について協議する。両社は新条件の詳細を詰めている段階で、価格は依然変わる可能性もあり、破談に終わることもあり得るという。
昨年11月にLVMHはティファニーを1株135ドルで買収すると発表。しかし、その後にパンデミックによる情勢悪化などを理由に買収を再考。仏政府からも買収を21年1月6日まで延期するよう要請されたことを背景に、当初の買収完了期限だった今年11月24日までに完了できないとして買収断念を発表していた。これを受けてティファニーは即時に米デラウェア州の裁判所に提訴していた。
(NY時間13:51)
ティファニー 129.81(+0.93 +0.72%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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