ポンドドルは21日線付近まで戻す 来月初めの合意成立に期待高まる=NY為替
きょうの市場はリスク選好の雰囲気が強まる中で、為替市場はドル買いの動きが強まっている。そのような中でポンドドルは戻り売りが強まり、ロンドン時間には1.2920ドル付近まで一時下落した。本日の21日線は1.2980ドル付近に来ているが、その水準を一時下回った。しかし、NY時間に入って21日線付近まで買い戻されている。
瞬間的に1.30ドル台を回復する場面が見られた。一部報道で英・EUの貿易交渉で進展が見られ、11月初めにも合意の可能性があると伝えたことに敏感に反応したようだ。ブルームバーグが関係者の話として、英国とEUは公正な競争環境について合意文書の作成に着手し始め、国家補助の問題をカバーする共同文書は近くまとまる見通しだと伝えている。合意をどのように施行するか本質的な部分の決定にも英国とEUは近づいたという。
交渉場所は明日ブリュッセルへと移る。担当者らが11月3日までに残る相違を十分に狭めることができれば、後はジョンソン英首相と欧州委員会のフォンデアライエン委員長に託される。両氏は合意成立に向け、最後の譲歩を働き掛けるという。
GBP/USD 1.2980 GBP/JPY 135.41 EUR/GBP 0.9050
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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