東京株式(大引け)=67円安と3日続落、売り一巡後は下げ渋る
28日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落。前日のNYダウの下落を受け、一時150円を超す下落となる場面があったが、売り一巡後は下げ渋った。
大引けの日経平均株価は前日比67円29銭安の2万3418円51銭。東証1部の売買高概算は11億8305万株。売買代金概算は2兆3564億9500万円となった。値上がり銘柄数は634と全体の約29%、値下がり銘柄数は1480、変わらずは66銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが前日比222ドル安と3日続落。欧米での新型コロナウイルスの感染再拡大を警戒する売りが膨らんだ。これを受け、日経平均株価も売り先行で始まった。ただ、下値には買いが流入し売り一巡後は下げ渋った。米大統領選が目前に迫るなか、積極的な売買は手控える動きが続いた。
個別銘柄では、富士通<6702>やネットワンシステムズ<7518>が安くキヤノン<7751>やソフトバンク<9434>が値を下げた。三井住友フィナンシャルグループ<8316>や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>といった銀行株も軟調。為替が1ドル=104円前半へ円高が進んだことが嫌気され、トヨタ自動車<7203>や日産自動車<7201>など自動車株も安い。
半面、ソフトバンクグループ<9984>や任天堂<7974>、ネクソン<3659>が高く、ソニー<6758>やHOYA<7741>、日本電産<6594>が値を上げた。好決算が好感されマクアケ<4479>やさくらインターネット<3778>、グリー<3632>が値を飛ばした。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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