ハズブロが決算受け下落 同業のマテルと比較すると見劣りするとの評価も=米国株個別
玩具のハズブロが下落。取引開始前に7-9月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。しかし、株価は軟調に推移。テレビや映画、エンターテインメント部門が予想を下回ったことが嫌気されているほか、先週発表の同業のマテルの決算と比較すると見劣りするとの評価も聞かれる。
同地域でのマテルの売上高は2桁台だったものの、同社は1桁台半ばに留まった。また、マテルは第4四半期の売上高の増加を予想していたが、同社は第4四半期および通期についても具体的な見通しは示さず、「良いホリデーシーズンを期待している」と述べるだけに留まった。
先週のマテルの決算を受けて同社株も期待感から連れ高していたが、その分、失望売りも出ている模様。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.88ドル(予想:1.60ドル)
・売上高:17.8億ドル(予想:17.4億ドル)
フランチャイズ:+4%(予想:+4.8%)
パートナー:-4%(予想:-23.2%)
ハズブロ・ゲーム:+3%(予想:+17.4%)
エマージング:-18%(予想:+3.6%)
・EBITDA(調整後):4.28億ドル(予想:3.94億ドル)
(NY時間09:54)
ハズブロ 84.34(-7.66 -8.33%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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