一時ドル高も続かず、午後は膠着 大統領候補者討論会は決め手欠く=東京為替概況
ドル円は104円70前後での推移が続いた。NY市場でドルの買い戻しが強まったことを受け一時104円90銭台まで上昇。朝もその流れの中で104円93銭を付け、NY夕方の高値をわずかに上回ったが、上値トライはそこまで。
米追加経済対策期待のドル売りの動きなどから105円をトライする流れにならず、少し調整が入ってのもみ合いに。
午前10時に始まった大統領選最後となる大統領候補者討論会は決め手に欠く展開。バイデン氏の優勢に変化はないとの見方が広がり、若干のドル売りもほとんど反応なし。
午後は完全に膠着104円70銭前後での推移。今晩さらに状況によっては週末も続くとみられる米追加経済対策に関する協議の結果待ちの中で、週末越えのポジションに慎重姿勢も。
ドルの買い戻しが目立つ中で、ユーロドルは一時1.7987まで下落。20日に上抜けした1.18ちょうどを割り込んで、短期筋のストップを誘った。もっともすぐに値を戻すとその後は1.1800前後でのもみ合いが続いた。
朝のユーロ売り局面ではユーロ円も123円90銭台から123円41銭を付ける動きに。ロシアが大統領選に計乳との報道などがリスク警戒の円買いを誘った面も。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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