豪ドルが弱含み、ユーロドルは下落基調が継続=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、米大統領候補による第3回公開討論会を見極めたいとのムードで動意薄の通貨が多い中、豪ドルが弱含みとなっている。豪ドル円は74.22円付近まで、豪ドル/ドルは0.7089ドル付近まで下落。豪州の主要労組が(政府による中国批判で)数千人の炭鉱労働者がクリスマスまでに失職しかねないとの声明を公表したことが材料視されているもよう。労組が政府に対して中国批判を自重するよう要求したとされ、豪州政府は今後のかじ取りが難しくなるとの見方が広がっているようだ。
ユーロドルは前日の海外市場からの下落基調が続いている。米国家情報長官が日本時間早朝、イランとロシアが米大統領選挙への介入を試みていると警告したことも、リスク回避のドル高傾向を強めているもよう。
ドル円は104.70円前後でもみ合い。日経平均株価の下げ幅拡大を背景にしたリスク回避で円高に振れる場面もあるが、105円割れで本邦実需筋によるドル買いも観測されており、方向感は出ていない。
日経平均株価は反落。前引けでは前営業日比184.61円安の2万3454.85円となった。
午前11時39分現在では、ドル円は1ドル=104.71円、ユーロドルは1ユーロ=1.1843ドル、ユーロ円は1ユーロ=124.01円、ポンド円は1ポンド=137.47円、豪ドル円は1豪ドル=74.30円、NZドル円は1NZドル=69.57円、スイス円は1スイスフラン=115.46円、カナダ円は1カナダドル=79.51円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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