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ネットフリックスが下落 会員数の伸び鈍化で、成熟しつつあるとの指摘も=米国株個別

株式 

 ネットフリックスが下落。7-9月決算(第3四半期)を発表しており、有料会員数の伸びが世界各地域で大幅に鈍化し、予想を大きく下回った。1株利益も予想を下回っている。また、第4四半期についても、有料会員数は600万人増を見込んでおり、予想を下回る見通しを示した。

 今回の決算を受けて市場では、新型ウイルスによる都市封鎖が解除された状況で、同社が成長を維持できるか疑念が再燃している。同社は上期に、会員数が2590万人増と過去最大の伸びを示していたが、会員数の好調な伸びは続かなかった。

 同社もこれまで、新規会員数の急増は将来の伸びを圧迫する恐れがあると警告してきたが、ニューマンCFOは決算発表後の説明会で「ある程度の減速は想定しており、分かってもいた。今後数四半期も伸びが鈍化するだろう」と警告している。

 欧州やアジアを中心に多くの視聴者が通常の日常生活に近い状態に戻り、ネットフリックスに費やせる時間が減っている。米国のプロスポーツも再開され、テレビで再び見ることができるようになった。こうした全ての要因が7-9月期の会員数の増加を圧迫した。

アナリストからは、「事業が成熟しつつある兆候が見え、成長は永遠には続かない」との指摘も出ている。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益:1.74ドル(予想:2.13ドル)
・売上高:64.4億ドル(予想:63.8億ドル)
・コンテンツ調達費:191億ドル
・有料会員数:220万人増(予想:332万人増)
  北米:18万人増(26万人増)
  欧州・中東・アフリカ:76万人増(予想:125万人増)
  南米:26万人増(予想:70万人増)
  アジア・太平洋:101万人増(予想:110万人増)
・営業利益率:20.4%(前期:22.1%)
・フリーキャッシュフロー:11.5億ドル(予想:2.46億ドル)

(4-6月・第2四半期見通し)
・有料会員数:600万人増(予想:654万人増)
・1株利益:1.35ドル(予想:0.97ドル)
・売上高:60.5億ドル
・営業利益率:13.5%

(NY時間09:49)
ネットフリックス 503.22(-22.21 -4.23%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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