リンギット円は不安定な値動き、マレーシア首相が内閣改造で協議と報道＝東京為替

　マレーシアリンギット円が不安定な値動きとなっており、朝方に２５．４６円付近から２５．４１円前後まで急落する場面があった。ただ、弱含みは一時的で、すぐに２５．４７円台まで急騰し、足もとは２５．４４円前後でもみ合いとなっている。

　１９日夜に、マレーシアのムヒディン首相が内閣改造を行う方向で協議を進めていると報じられている。連立相手の統一マレー国民組織（ＵＭＮＯ）のつなぎ止めを図る狙いで、３人の関係筋の話としてロイターなどは伝えている。

　野党を率いるアンワル元副首相は先週、自らが議会の「信任」を得たとしてムヒディン首相の辞任を求め、新政権の樹立を目指して国王と面会。これを受けてムヒディン首相は、連立政権で最大のＵＭＮＯと新たな協議を開始した。関係筋に話として、主要閣僚への起用を始め、同党により多くのポストを振り向ける方向で交渉に入ったとされる。このニュースを受け、リンギット円は上下に振れる状況となっている。

MYRJPY　25.4460

MINKABU PRESS