オセアニア通貨が軟調、ドル円は堅調な地合いを維持=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、豪ドル/ドルは下落基調。豪ドル円はドル円の堅調地合いを背景に底堅さをみせているが、上値は重い。ケント豪州中央銀行(RBA)総裁補佐の発言を受け、追加利下げ観測が広がっていることが背景。また、米格付け会社が豪州の格付け「AAA」を維持したものの、財政赤字は長期化するとの見方から、見通しを「ネガティブ」としたことも材料視されているようだ。
NZドル/ドルも下落基調。NZドル円も中盤になって弱含みとなっている。オア・ニュージーランド準備銀行(RBNZ)総裁が朝方、「11月に政策手段を更新する方針」、「量的緩和プログラムには十分な余地がある」と発言しており、材料視されているもよう。
ドル円は105.62円付近まで強含み、仲値通過後も105.50円台を維持している。序盤は5・10日(ゴトウビ)のドル不足の観測から、仲値にかけてドル買いが強まった。
日経平均株価は反落。前引けでは前営業日比74.64円安の2万3596.49円となった。
午前11時35分現在では、ドル円は1ドル=105.55円、ユーロドルは1ユーロ=1.1768ドル、ユーロ円は1ユーロ=124.20円、ポンド円は1ポンド=136.60円、豪ドル円は1豪ドル=74.35円、NZドル円は1NZドル=69.45円、スイス円は1スイスフラン=115.93円、カナダ円は1カナダドル=79.99円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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