【海外市場の注目ポイント】９月の米ＩＳＭ製造業景況指数など

　日本時間午後１１時に９月の米ＩＳＭ製造業景況指数が発表される。大方の予想は５６．４となっており、前月の５６.０を上回り、５カ月続けて上昇すると見込まれている。９月１５日に発表された９月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数、９月３０日に発表された９月の米シカゴ購買部協会景気指数は予想を上回っていた。９月の米ＩＳＭ製造業景況指数も同様の結果になれば、米景気回復期待からリスク選好の動きで円が売られる可能性がある。
　　
　また、日本時間午後９時半には米新規失業保険申請件数が発表される。大方の予想は８５万件となっており、前週発表の８７万件から減少するとみられている。
　
　さらに、日本時間午後９時半には８月の米個人所得、８月の米消費支出（ＰＣＥ）、８月の米ＰＣＥデフレーターも発表される。８月の米個人所得は、大方の予想が前月比２．５％減となっており、前月比では２カ月ぶりに減少すると見込まれ、８月の米ＰＣＥは、大方の予想が前月比０．８％増となっており、前月比では４カ月続けて増加するとみられている。８月の米ＰＣＥデフレーターは、大方の予想が前年比１．２％上昇となっており、前年比の伸びが前月の１．０％上昇から加速すると見込まれている。
　
MINKABU PRESS