アジア株は上昇、中国製造業PMIが6カ月ぶりの高水準 上海株は大型連休控え上値重い

アジア株は上昇、中国製造業PMIが6カ月ぶりの高水準　上海株は大型連休控え上値重い

東京時間11:01現在
香港ハンセン指数　　 23515.58（+240.05　+1.03%）
中国上海総合指数　 3234.46（+10.10　+0.31%）
台湾加権指数　　　　 12529.21（+61.48　+0.49%）
韓国総合株価指数　 2327.89（休場）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 5891.70（-60.36　-1.01%）

アジア株は豪州を除いて上昇、中国PMIを好感して香港・上海が買い優勢で始まった。台湾も上げ幅を拡大している。
きょう発表された中国9月の製造業PMI・非製造業PMI・コンポジットPMIともに前月から上昇した。製造業PMIは51.5と好不況の判断基準である50を7カ月連続で上回り、今年3月以来の高水準を記録した。非製造業PMIは55.9と2013年11月以来の高水準、コンポジットPMIは55.1と統計開始以来の高水準を記録した。その後、財新が発表した9月の中国製造業PMIは53.0と最高水準を記録した前月の53.1から小幅に低下したものの、5カ月連続で50を上回った。ただ明日からの大型連休を前に上海株は上値の重い展開に。また、日本時間午前10時から始まっている米大統領選討論会への警戒も出ている。トランプ氏は新型コロナウイルスに関して、中国を非難する発言をしている。

豪州株は1.01%安、NY原油価格が2週間ぶり安値をつけたことから、サントスやオイル・サーチなどエネルギー関連が大幅安に。ANZ銀行やNAB銀行、クイーンズランド銀行など金融株も売られている。豪金融取引報告分析センター（AUSTRAC）は、マネーロンダリング防止法違反で新たな金融機関の摘発に向け、調査を進めていると発表した。先日はウエストパック銀行がマネロン防止法違反で民事制裁金として史上最高額となる13億豪ドルの制裁金を支払い、AUSTRACと和解した。