ユーロドル、1.17ドル台後半の定着の確認までは信頼が置けないとの声も=NY為替
きょうもユーロドルは買い戻しが続いており、1.17ドル台を回復。1.17ドル台前半の水準も回復しており、更なる上値期待を高める展開が見られている。1.17ドル台前半は8月には強い下値サポートとして意識されていただけに、その水準を回復して来たことはリバウンドに向けて弾みとなっているようだ。
ただ、本日の21日線が1.1790ドル付近に来ているが、1.17ドル台後半の水準での定着が確認されるまでは、1.20ドル台を目指す流れに戻したかは信頼感が置けないとの声も聞かれる。
きょうは9月のユーロ圏の景況感指標が発表されていた。欧州では感染第2波が拡大しており、スペインやフランスでは規制を再導入している状況。そのような中で景況感の悪化も心配されていたが、意外にも回復の持続を示す内容に驚きも出ているようだ。
しかし、エコノミストの間ではユーロ圏の景気の先行きに慎重な声も多く、GDPがパンデミック前の水準に戻るには少なくとも2年はかかるとの予想も聞かれる。
ユーロ圏景況感(9月)18:00
結果 91.1
予想 89.0 前回 87.5 (87.7 から修正)
EUR/USD 1.1734 EUR/JPY 123.99 EUR/GBP 0.9135
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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