東京株式(寄り付き)=反落スタート、欧米株高も配当権利落ちで上値に重さ
29日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比101円安の2万3410円と反落。
前日の欧米株市場が大幅高となったことで、世界的に投資マインドは強気に傾いている。8月の中国工業利益が19%増と4カ月連続で増加したことが好感され、欧州株市場が軒並み大幅高、独DAXは3%を超える急伸をみせたほか、米国株市場でも追加の大型経済対策成立への期待を背景にNYダウ、ナスダック総合指数いずれも3連騰となるなど投資マネーの流入が加速している。ただ、東京市場では前日に米株価指数先物を横にらみに終盤先物主導で上げ幅を急速に広げていた反動も想定される。きょうは配当権利落ち日にあたり、それによる影響も考慮され日経平均の上値は重そうだ。リスクオン環境であることに変化はなく、売り一巡後は切り返す可能性もある。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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