ダウ平均は大幅続伸 そろそろ調整も一段落との期待か ボーイングに買い戻し続く＝米国株序盤

NY株式28日（NY時間11:30）
ダウ平均　　　27677.12（+503.16　+1.88%）
ナスダック　　　11074.03（+160.47　+1.50%）
CME日経平均先物　23410（大証終比：+120　+0.51%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は大幅続伸。先週末の流れを引き継いで、ＩＴ・ハイテク株中心に買い戻しが優勢となっている。特段の買い材料は見当たらないが、先週のナスダックは４週間ぶりに週足で陽線を描いた。金曜日のダウ平均も序盤は軟調に始まったものの、引けにかけて上げ幅を広げる展開で終わっている。市場は、今月に入ってからの下げはあくまで調整と見ている向きが多い。月末も接近しており、そろそろ調整も一段落するのではとの期待が出ているのかもしれない。

　大統領選前の追加経済対策への期待も買いを誘っているとの指摘も聞かれる。ペロシ下院議長（民主党）は、追加経済対策の成立は可能だと述べていた。ムニューシン米財務長官もペロシ議長が交渉再開に同意したと述べている。下院民主党は約２．４兆ドル規模の対策を主張しているものの、より規模を縮小した支援策での譲歩を模索している。これらの動きに市場では、１１月３日の大統領選前の成立への期待感を高めている模様。

　ほぼ全面高の中でダウ平均は５００ドル超上昇している。ナスダックも１％超上昇。

　ボーイングが続伸しておりダウ平均の大幅高をサポート。株価は６％超上昇している。先週末には、欧州当局が７３７ＭＡＸジェットの運航再開を年内にも承認するのでとの期待が高まり、買い戻しが膨らんでいた。きょうは大胆な経費削減策を準備していると伝わっている。マサチューセッツ工科大学（ＭＩＴ）近くにある施設を含む所有不動産の圧縮と幹部の削減を進めているという。

アルファベット（C）　1461.19（+16.23　+1.12%）
フェイスブック　257.10（+2.28　+0.89%）
ネットフリックス　481.89（-0.99　-0.21%）
テスラ　421.18（+13.84　+3.40%）
アマゾン　3153.50（+58.37　+1.89%）
エヌビディア　516.64（+1.69　+0.33%）
ツイッター　43.80（-0.04　-0.09%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　147.49（+1.83　+1.26%）
Ｐ＆Ｇ　139.71（+2.09　+1.53%）
ダウ・インク　47.76（+1.72　+3.71%）
ボーイング　166.12（+10.09　+6.91%）　
キャタピラー　 149.70（+3.79　+2.61%）　
ハネウェル　 165.19（+3.70　+2.33%）　
ビザ　201.36（+4.11　+2.10%）　
ナイキ　124.82（+0.59　+0.47%）
ウォルグリーン　36.15（+0.71　+2.03%）　
３Ｍ　163.18（+2.91　+1.81%）　
セールスフォース　 246.88（+4.14　+1.74%）　
シェブロン　73.32（+1.49　+2.08%）　
コカコーラ　49.48（+0.76　+1.55%）　
ディズニー　126.66（+2.66　+2.17%）　
マクドナルド　221.36（+3.18　+1.47%）　
ウォルマート　137.47（+0.20　+0.15%）
ホームデポ　273.55（+5.00　+1.88%）
JPモルガン　96.09（+2.62　+2.83%）
トラベラーズ　 111.11（+3.00　+2.78%）
ゴールドマン　 200.84（+5.89　+3.02%）
アメックス　99.53（+3.27　+3.43%）　
ユナイテッドヘルス　305.36（+2.86　+0.98%）
ＩＢＭ　121.70（+2.75　+2.33%）
アップル　 113.48（+1.20　+1.11%）
ベライゾン　59.58（+0.19　+0.32%）
マイクロソフト　 209.80（+1.98　+0.97%）
インテル　50.89（+0.95　+1.92%）
アムジェン　245.97（+2.06　+0.86%）
メルク　82.92（-0.01　-0.01%）
シスコシステムズ　39.03（+0.58　+1.53%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美