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東京株式(大引け)=13円安、欧米株波乱受け軟調も終盤戻り足強める

株式 

 23日の東京株式市場は朝方売りが先行したが、前場中盤から日経平均株価は下げ渋り、後場終盤は小幅プラス圏に浮上するなど下値抵抗力を発揮した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比13円81銭安の2万3346円49銭と小幅反落。東証1部の売買高概算は15億1983万株、売買代金概算は2兆7632億9000万円。値上がり銘柄数は732、対して値下がり銘柄数は1367、変わらずは77銘柄だった。

 きょうの東京市場は連休中に欧米株市場が波乱安の展開となったことを受けリスク回避の売り圧力が意識される地合いだったが、結果的に底堅さを発揮した。欧州では新型コロナウイルス感染が再拡大しており経済活動が再び規制されるとの思惑が嫌気されている。また、米国では追加の財政政策に対し政権内で不協和音が目立ち、景気先行き不透明感が株式市場にネガティブに働いている。こうしたなか、買い手控えムードが強まり日経平均は安く始まったものの、下値を売り込む動きには発展しなかった。後場に入ると日銀によるETF買いの思惑や、出遅れた向きの押し目買いなどが観測され、日経平均は更に下げ幅を縮小、取引最終盤には前営業日の終値を小幅ながら上回る局面もあった。全体売買代金は2兆7000億円台と8月28日以来の水準に膨らんだ。

 個別では任天堂<7974>が買われたほか、トヨタ自動車<7203>も堅調。チェンジ<3962>が商いを伴い大幅高、富士フイルムホールディングス<4901>も上昇した。東京エレクトロン<8035>も終始買い優勢、エムスリー<2413>も上値を追った。ワタベウェディング<4696>、ビーグリー<3981>、ダントーホールディングス<5337>、ソルクシーズ<4284>などストップ高銘柄も相次いだ。DCMホールディングス<3050>も急伸。

 半面、ソフトバンクグループ<9984>、ソニー<6758>が軟調、ファーストリテイリング<9983>、武田薬品工業<4502>も冴えない。アサヒグループホールディングス<2502>が安く、日産自動車<7201>も下落した。第一稀元素化学工業<4082>が急落、システムソフト<7527>も大きく値を下げた。フィールズ<2767>が安く、LIFULL<2120>の下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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