NZドル円は71円をめぐる攻防、豪ドル円はもみ合い=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、NZドル円は71円をめぐる攻防となっている。早朝はやや強含みの展開となり、午前9時過ぎには71.05円近辺まで上昇した。アーダーンNZ首相が新型コロナウイルスの警戒水準について会見を行う予定と伝えられ、経済回復期待のNZドル買いが押し上げたもよう。ただ、警戒レベルが全土では引き下げられたものの、大都市オークランドは維持とされ、失望売りで70.85円前後までやや軟化する場面もみられた。
豪ドル円は77円台前半でもみ合い。豪ビクトリア州の本日の新型コロナウイルス新規感染者は35人と6月末以来の低水準で、朝方は好感した買いによって77.35円近辺まで上昇した。しかし、今週は15日に9月豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨公表、17日に8月豪雇用統計と注目イベントが予定されており、上値を追う展開には至っていないようだ。
ドル円は106.10円台で小動き。本日は自民党総裁選の投開票が予定されており、報道によれば今夜には自民党三役の人事も決まる見通しとされ、これらを見極めたいとの向きから様子見ムードは強いもよう。
日経平均は3日続伸。前引けでは前営業日比173.69円高の2万3580.18円となった。
午前11時34分現在では、ドル円は1ドル=106.13円、ユーロドルは1ユーロ=1.1849ドル、ユーロ円は1ユーロ=125.74円、ポンド円は1ポンド=136.06円、豪ドル円は1豪ドル=77.27円、NZドル円は1NZドル=70.99円、スイス円は1スイスフラン=116.77円、カナダ円は1カナダドル=80.62円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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