ターゲットが好決算で大幅高 オンライン販売が１９５％の伸び＝米国株個別

　ディスカウントストアのターゲットが大幅高。５－７月期決算（第２四半期）を発表しており、１株利益が予想の２倍以上になったほか、売上高も予想を大きく上回った。パンデミックによる巣ごもりでオンライン販売が大きく伸び、前年比で１９５％の伸びを示した。全体の売上高に対するオンライン販売の割合は１７．２％と前年の７．３％から大幅に伸びている。

　コーネルＣＥＯは声明で「既存店売上高の伸びはこれまでないほど力強かった。差別化された品揃えや、受注から入金管理に至るまでのフルフィルメントの包括的改善、そして、バランスシート強化が奏功した」と述べた。

　前日発表されたライバルのウォルマートの決算では、米政府による現金給付終了後の需要減退への影響が不安視されていたが、きょうのターゲットの決算はその懸念を払拭する内容と受け止められているようだ。

（５－７月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：3.38ドル（予想：1.58ドル）
・売上高：229.8億ドル（予想：198.2億ドル）
・オンライン販売：+195％
・オンライン販売シェア：17.2％（前年：7.3％）
・営業利益率：10％（予想：5.7％）
・販管費率：19.4％（前年：21.2％）
・粗利益率（調整後）：30.9％（予想：29.0％）
・EBITDA：29.2億ドル（予想：17.7億ドル）
・店舗数：1871店（予想：1880店）

（NY時間09:48）
ターゲット　150.78（+13.88　+10.14%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美