東京株式(大引け)=39円高と小幅に4日続伸、値動き乏しく膠着相場に
14日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に4日続伸。下値には買いが入り底堅く推移したものの、積極的な売買は手控えられ、方向感に欠ける展開となった。
大引けの日経平均株価は前日比39円75銭高の2万3289円36銭。東証1部の売買高概算は10億5553万株。売買代金概算は2兆270億6400万円だった。値上がり銘柄数は818と全体の約37%、値下がり銘柄数は1276、変わらずは79銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウは反落したもののアップルなどの上昇でナスダック指数は上昇した。為替も1ドル=106円90銭前後と円安水準で推移した。これを受け、日経平均株価の寄り付きは前日比70円強上昇して取引を開始した。ただ、お盆で休みを取っている関係者も少なくなく積極的な売買は手控えられる展開。買い一巡後は、前日終値近辺で推移し、後場も様子見姿勢が強く膠着相場が続いた。主力株の値動きも高安まちまちだった。
個別銘柄では、ソニー<6758>や任天堂<7974>、ファーストリテイリング<9983>が高く、富士フイルムホールディングス<4901>やリクルートホールディングス<6098>が値を上げた。エムスリー<2413>が買われ、メドピア<6095>やJMDC<4483>が急伸するなどヘルスケアテック関連株が人気となった。キーエンス<6861>やオリエンタルランド<4661>も堅調。
半面、ソフトバンクグループ<9984>やトヨタ自動車<7203>が安く、東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>が値を下げた。日本電産<6594>や資生堂<4911>も軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株も安い。サイボウズ<4776>やブイキューブ<3681>が売られた。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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