【海外市場の注目ポイント】７月の米小売売上高など

　日本時間午後９時半に７月の米小売売上高が発表される。総合の大方の予想が前月比２．１％増、自動車を除いた大方の予想が同１．３％増となっており、前月比では、総合、自動車を除いて、どちらも３カ月続けて増加するとみられている。７月の米雇用統計など、このところ発表される米経済指標は、予想よりも良好なものが多い。７月の米小売売上高も同様の結果になるようであれば、米国の景気回復期待からリスク選好の動きで円が売られる可能性がある。
　　
　また、日本時間午後１０時１５分には７月の米鉱工業生産指数、同午後１１時には８月の米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値も発表される。７月の米鉱工業生産指数は、大方の予想が前月比３．０％上昇となっており、前月比では３カ月続けて上昇すると見込まれ、８月の米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は、大方の予想が７２．０となっており、前月の７２．５を下回り、２カ月続けて低下するとみられている。
　
MINKABU PRESS