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インドが5G導入計画でファーウェイやZTEを排除か、新規制適用の見通しと一部報道

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 インド政府が第5世代(5G)移動通信網の導入計画から、中国の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)を排除する方針であると、ブルームバーグが13日に伝えている。関係者の話としており、電子・情報技術省の報道官ならびに首相府からはコメントを得られていないとした。

 インドは中国と国境を争うヒマラヤ山脈地帯で6月に両国軍が衝突し、インド兵が20人程度死亡した。それ以降、両国の関係は大きく冷え込んでいる。インドは7月23日に投資規制を改正し、陸の国境を接する国の企業を対象に、国家安全保障上の懸念を理由に入札での参入を制限すると定めた。インドは今回、この新規制を適用する見通しであると報じている。

 インド政府は「脱中国」へと急速にかじを切っており、米国や日本に急接近している。インド政府は北東部アッサム州に13番目となる日本企業向け工業団地の設立を計画しているとされ、商工省幹部の話として現地メディアが報じている。すでに消費財ブランドなどで「脱中国、インド国内生産」へと転換しているが、ビジネスのさまざまな面で「脱中国」を進めている。欧米企業の中国離れが進んでいることも背景にあり、インドがその受け皿となっている。

 JBIC(国際協力銀行)がこのほど発表した調査によれば、中期的有望事業展開国ランキングで中国を抑えてインドが1位となった。新型コロナウイルスの感染拡大で2020年度のインド経済は41年ぶりのマイナス成長となる公算大だが、インド経済は7月より段階的に活動を再開しており、スローペースながら徐々に回復していく見込みとなっている。インドへの世界からの注目度は高まっており、投資先が中国からインドへとシフトしていくとの見方は多い。

 インドルピー円は4月以降、おおむね1.40円~1.42円のレンジで推移しており、方向感が出ていない。新型コロナウイルスの感染拡大が止まるか否か、さらに経済が回復していくかを見極める段階にあるが、新型コロナで急落する前の2月ごろは、インドルピー円は1.56円台の高値をとっていた。景気見通しが良化するにつれ、1.50円前後までのリバウンドがある可能性もある。

INRJPY 1.4297

MINKABU PRESS

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執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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