【これからの見通し】ドル高優勢な展開に
ドル全面高基調が広がっている。ドル円は東京市場で一時106円80銭前後まで上昇。昨日海外市場での高値を更新した。直近レンジを上に抜けてきておりもう一段の高値期待も。
ユーロドルの1.18台からの買いが鈍く、上値一服感が出ていることも、これまでのドル前安基調の後退につながっており、ドル円が上がりやすい流れに。
香港などを巡る米中関係の緊張から、流動性の高いドルを買う動きが広がっていることなどもドル円の上昇に寄与。
NZ中銀の予想外の追加緩和にみられるように、新興・資源国は景気支援に全力となっており、世界的に金利が低下傾向。金利面での差がなくなると、株高が期待され、流動性が高いことで信頼感のあるドルの魅力が強まる形になりやすい面も。
ドル円は107円台半ばが大きなターゲット。ドル円は先月半ば頃106円台半ば-107円台半ばのレンジでの推移が続いた。先月24日に下抜けしてからは106.50前後が上値抵抗水準となる流れが見られたが、ここにきてポイントを抜けてきており、上トライの壱岐氏が強まる展開に。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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