【海外市場の注目ポイント】英第2四半期GDPなど
この後15時に英第2四半期GDPをはじめとする重要指標が一気に発表される。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で前期比-20.7%と歴史的な減速が見込まれている。前期時点ですでに-2.2%とマイナス成長となっており、テクニカルリセッション入りが確実視されている。もっとも、6月の鉱工業生産や製造業生産高は比較的堅調な数字となっており、最悪期からの回復が期待されるところ。もっとも商品貿易収支はかなりの赤字となっており、輸出動向の厳しさなどが意識されるところに。各数字の結果次第だが、英経済の厳しい状況が意識され、追加緩和への期待につながるようだとポンド売りが広がる可能性も。
その他注目は21時半の米消費者物価指数など。景気回復に軸が向いている中、物価統計への注目度は下がっているが、厳しい数字が出ると警戒感も。
【英国】
GDP・速報値(第2四半期)15:00
予想 -20.7% 前回 -2.2%(前期比)
予想 -22.3% 前回 -1.7%(前年比)
鉱工業生産(6月)15:00
予想 9.0% 前回 6.0%(前月比)
予想 -13.1% 前回 -20.0%(前年比)
製造業生産高(6月)15:00
予想 10.0% 前回 8.4%(前月比)
予想 -15.0% 前回 -22.8%(前年比)
貿易収支(6月)15:00
予想 26.00億ポンド 前回 42.96億ポンド
商品貿易収支(6月)15:00
予想 -45.00億ポンド 前回 -28.05億ポンド
執筆者 : MINKABU PRESS
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