ユーロ円、過熱感もまだ見られず、もう一段の高値も目指せそうな雰囲気も=NY為替
きょうの市場はリスク選好の雰囲気が強まる中で、為替市場では株高・円安の動きが見られている。この動きにユーロ円も買い戻しが強まっており、一時125.50円近辺まで上昇。今週に入ってからの下げを取り戻している。
協議が難航している追加経済対策への期待感がフォローしており、トランプ大統領が、キャピタルゲイン課税の減税と中間所得層の所得税減税に言及したことも更に期待感を高めている模様。更に臨床試験が終了しておらず懐疑的な見方も少なくないものの、ロシア政府が世界初のワクチンを承認したと表明したことも雰囲気を改善しているようだ。
このところドイツやユーロ圏の指標に回復の兆候が顕著にみられ始めている中で、ユーロ自体に強い動きが見られ、ユーロ円も6月以降上昇トレンドが続いている。しかし、ドル円の上値が重かったこともあり、過熱感はまだ見られておらず、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは67と70以下に留まっている。もう一段の高値も目指せそうな雰囲気で、明日以降の動きが注目される。
EUR/JPY 125.27 USD/JPY 106.68 EUR/USD 1.1742
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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