アジア株 ネクストデジタルが170%高、創業者が国安法違反で逮捕される 活動家ら同社を支援するよう呼びかけ
アジア株 ネクストデジタルが170%高、創業者が国安法違反で逮捕される 活動家ら同社を支援するよう呼びかけ
東京時間11:09現在
香港ハンセン指数 24929.29(+551.86 +2.25%)
中国上海総合指数 3403.50(+24.25 +0.72%)
台湾加権指数 12870.91(-23.09 -0.18%)
韓国総合株価指数 2417.08(+30.70 +1.29%)
豪ASX200指数 6182.70(+72.50 +1.19%)
アジア株は台湾を除いて上昇、前日のダウ平均の上げを好感して買い優勢で始まった。
ただ、米中対立激化は引き続き懸念材料。トランプ米政権による中国高官らへの制裁措置発表を受け、中国も報復措置を発表。中国外務省報道官は、米国の当局者や議員ら11人に対し制裁を科すと述べた。
香港株は4営業日ぶりに反発。
中国政府に批判的な香港メディアの壱伝媒(ネクストデジタル)が170%高と今日も急騰している。民主派活動家らが、同社を支援するよう呼びかけていたこともあり、同社株はきのう一時300%超急騰し、180%超高で取引を終えた。SNS上では11日も同社株を購入するよう呼びかけが行われている。
10日、香港警察は壱伝媒(ネクストデジタル)の創業者である黎智英(ジミー・ライ)氏を国家安全維持法に違反した容疑で逮捕した。これを受け、ポンペオ米国務長官は、中国共産党は香港の自由を骨抜きにしている。人権侵害だとツイッターで中国を強く非難した。また、香港民主派団体の香港衆志(デモシスト)の創設メンバーの周庭(アグネス・チョウ)氏も逮捕された。
テンセントホールディングスは3.7%高。先週末、トランプ米大統領がテンセントの微信(ウィーチャット)の脅威に対処する大統領令に署名したことを受け、同社株は金曜日と月曜日の2営業日で計9.6%下落し、時価総額660億ドル減少した。
執筆者 : MINKABU PRESS
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