ユーロドルは買い疲れか 1.16ドル台までの下落も=NY為替
きょうはドル買い戻しが強まる中でユーロドルは戻り売りが優勢となっている。米雇用統計の発表直後は買い戻しも見られていたが、直ぐに上値を抑えられたことで、逆に戻り売りを強めたようだ。1.18ドルちょうど付近の買いも吸収し、一時1.1760ドル近辺まで下げ幅を拡大。
先月からの急上昇でユーロドルはすでに過熱気味になっており、週足ベースでは先週までで6週間連続での陽線だった。過熱感を測るRSIも一時80台まで上昇するなど、かなり過熱感も出ている中、ここにきて買い疲れも出ているのかもしれない。
もし、来週も調整が続くとすれば、21日線の水準までの下落も想定される。その場合、1.16ドル台への下落の可能性もありそうだ。本日の21日線は1.1620ドル付近に来ている。
ただ、米経済の回復に不透明感が出ていることや、米大統領選も混沌とする中で、ドルを強気で見ている向きは少なくなっており、ユーロドルの下値は買いの好機との見方も根強い。
EUR/USD 1.1779 EUR/JPY 124.73 EUR/GBP 0.9030
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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