これ以上のユーロ高をECBは看過しないとの声も=NY為替
先ほどからドル売りが再び強まっており、ユーロドルは1.1875ドル付近まで買い戻されている。きょうはドル売りの動きが一服していたことから、ユーロドルも利益確定売りが優勢となり、1.1820ドル近辺まで下落する場面もみられた。
ただ、ロンドン時間にはこの日の英中銀金融政策委員会(MPC)を受けてポンドの買いが強まり、ユーロも連れ高する形で1.19ドル台に上昇する場面も見られていた。1.19ドル台に入ると上値抵抗も強まるようだ。
ドル安基調の中で1.19ドル台前半の上値抵抗を突破できれば、重要な節目である1.20ドルを目指す動きも期待される。しかし、このところのユーロ高・ドル安に沈黙を保っているECBも1.20ドルを超えるようだと黙っていないとの声も聞かれ、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の拡大を示唆してくるとの声も聞かれる。ECBスタッフが次の経済見通しを作成する段階でユーロ高を看過することはないという。
EUR/USD 1.1875 EUR/JPY 125.27 EUR/GBP 0.9026
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。