テラドックがリボンゴを買収 市場からは条件に懐疑的な見方も=米国株個別
電話やビデオ診断など遠隔医療サービスを手掛けるテラドック・ヘルスが商いを伴って大幅安。デジタル医療管理サービスのリボンゴ・ヘルスを約185億ドルで買収することで合意した。新型ウイルスの感染拡大に伴い、遠隔医療への需要が急増している。
現金と株式交換による買収でリボンゴの株主は1株につき、テラドック株0.5920株と現金11.33ドルを受け取る。1株当たりの買収額は159ドルとなり、前日のリボンゴ株終値を10%上回る。テラドックは統合後の新会社の58%を保有する。
しかし、市場からは今回の統合に懐疑的な見方が強まっている。リボンゴの買収価格が高過ぎるとの見方や、テラドックによるリボンゴの事業分野への参入は買収条件ほど障壁はあまり高くないとの指摘も聞かれる。リボンゴは昨年上場したが、株価はすでに4倍以上に上昇している。
(NY時間11:04)
テラドック 213.32(-36.11 -14.48%)
リボンゴ 134.18(-10.35 -7.16%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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