ユーロドル、下値では押し目買いを推奨する声も=NY為替
ユーロドルはNY時間に入って下げ渋る動きが見られている。ユーロドルは調整の動きが続き、NY時間の朝方には一時1.1720ドル近辺に下落していた。しかし、米中対立のエスカレートや追加経済対策が米議会で協議が難航している中でも、米株や原油が底堅く推移していることから、従来のリスク選好のドル売りが出ている気配も見られる。それに伴ってユーロドルも買い戻しが膨らんでいる模様。ただ、1.18ドル台に入ると上値も重くなるようで、調整の雰囲気は続いている。
ただ、一部からは下値では押し目買いを推奨する声も聞かれる。ユーロドルは8月にこれまでの上昇を修正する可能性はあるものの、米国はユーロ圏よりも感染第2波の打撃を受けており、中期的には底堅い推移が続くとの見方を示している。
2020/2021年のGDPの落ち込みもユーロ圏は米国ほどではないと予想しているようで、その見方が広く支持されれば、ユーロの強いフォローとなると見ている模様。
EUR/USD 1.1770 EUR/JPY 124.60 EUR/GBP 0.9010
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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