ドル円午前中に大きく振幅=東京為替概況
ドル円は先週末にこれまでのドル安の調整が一気に強まり、104円台前半から一時106円台まで上昇。105円80銭台の高値圏で週の取引を終え、週明けもほぼ同水準でスタートとなった。朝方いったん105円70銭前後まで売りが入ったが、東京勢が本格参加してくると一気にドル買い円売りの動きが強まり、一時106円40銭台まで上昇を見せた。
もっとも上昇が一服するとすぐに反転する動きに。上昇分をすべて解消して朝の105円80銭台に戻す、荒っぽい行ってこいとなった。その後はもみ合いが続く展開に。
ユーロドルも先週末に1.19台から1.17台まで調整が入ると、ドル円同様にドル高の動きが強まり1.1741までと、1.1750割れを付ける動き。その後ユーロの買い戻しが入り1.17台後半での推移と、こちらも行って来いの流れ。
午後は比較的落ち着いた動きとなった。午前中の振幅を受けて上下ともに積極的な動きを手控える展開に。ドル円は買い遅れの意識も、中長期の基調はまだドル売りとの見方が強く、上値追いには慎重。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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