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【これからの見通し】ウイルスワクチン開発への期待、米株にらみに

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【これからの見通し】ウイルスワクチン開発への期待、米株にらみに

 新型ウイルスをめぐる動向が相場をドライブしている。これまではウイルス感染拡大と経済再開の綱引きで株式市場が日替わり相場の様相を呈してきた。IT関連株が好調な動きを示していたが、次第に調整が入る局面も増えてきた。足元ではウイルスワクチン、新薬開発などへの期待に相場が好反応を示しやすくなっている。IT関連株から製薬関連株に話題の中心が移ってきているようだ、新型コロナをめぐる相場動向は、やや好材料が優位になってきているようにみえるがどうか。

 一方で、新たに南シナ海をめぐる米中対立の構図も強まっており、今後も注意が必要だ。トランプ米大統領からは、大統領選を意識した言動が目立つようになっており、反対勢力からの反発も厳しくなってきている。中国としては、米国の政治が空回りしている虚を突きたいのかもしれない。逐一の言動に相場は振り回されそうだが、冷静な対応が求められよう。

 今日の日銀決定会合では予想通り、金融政策に目立った調整は加えられていない。あすにはECB理事会の結果発表が控えられている。現状の分析・精査にとどまるとの見方が多いが、今後のPEPP拡大や期間延長の方針が示される可能性もある。きょうは期待先行でユーロ相場が下支えされるか。ユーロドルの1.14台乗せが定着するのかどうかが注目される。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、南アフリカ消費者物価指数(5月)、米MBA住宅ローン申請指数(10日までの週)、米輸入物価指数(6月)、米ニューヨーク連銀製造業景気指数(7月)、米鉱工業生産指数(6月)、米設備稼働率(6月)、カナダ中銀政策金利 など。米国関連が多い。米生産関連指標は経済再開による改善の動きが見込まれている。

 イベント関連では、テンレイロ英中銀委員、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁などの講演などが予定されている。カナダ中銀は金融政策会合の後に、マックレム加中銀総裁、ウィルキンス上級副総裁の記者会見が予定されている。NY午後には米地区連銀経済報告(ベージュブック)の公表も予定されている。米週間石油在庫統計が発表される。米企業決算発表は、アルコア、ゴールドマンサックスなど。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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