スイス中銀総裁 スイスフランの上昇圧力を理由に超緩和政策に移行する可能性は低いと表明
スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁が14日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により安全通貨であるスイスフランの上昇圧力が高まっていることを理由に、超緩和政策に移行する可能性は低いと述べたと、ロイターが伝えている。
国際通貨基金(IMF)とのオンライン会議向けの講演原稿で、外貨購入とマイナス金利という2本立ての金融政策が「引き続きこれまで以上に必要だ」と指摘。「外為市場への介入はマイナス金利以外で最も直接的かつ効果的な手段であり続ける」とし、「世界的な低金利環境下では、安全通貨を持ち小規模で開放的な経済にとって、外為市場への介入とマイナス金利が必要不可欠であることが示されている」と述べたとされている。
CHFJPY 114.17
執筆者 : MINKABU PRESS
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