反発、主要産油国は増産見通しも需給悪化懸念は高まらず=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=40.29(+0.19 +0.47%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.19~0.23ドル高。その他の限月は0.05~0.28ドル高。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国の6月の減産遵守率が107%と伝わったことが好感された。来月からOPECプラスはコロナショックを緩和するために導入した減産目標を縮小する見通しだが、需要の回復もあって供給過剰懸念は高まっていない。ロイター通信の算出によると、6月の中国の原油輸入量が日量1290万バレルまで増加し、過去最高を更新したことも支援要因。中国は世界最大の原油輸入国。
時間外取引で8月限は39.07ドルまで下落。ただ、通常取引開始後は下げ幅を消し、40.57ドルまで上げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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