ユーロ円は上向きのトレンドが続く フランス中銀が予想より早い回復期待を指摘=NY為替
NY時間の終盤に入ってユーロ円は伸び悩む動きを見せているものの、121円台半ばと堅調な動きを続けている。きょうはリスク選好の雰囲気が優勢となる中でドル安・円安の動きが見られ、ユーロ円にとっては2重の追い風となっている模様。一時122円台をうかがう動きも見せている。
ユーロ円のチャートは200日線で支えられ反転した形を見せており、きょうの上げで21日線も回復している。6月には大きな調整が入ったものの、テクニカル的には上向きの流れを続けているようだ。
きょうはフランス中銀が月例報告を発表していたが、フランス経済は予想よりも早い回復を示しており、第3四半期の急回復を期待させる動き見られていると指摘した。また、6月の経済活動は通常レベルを9%しか下回っておらず、製造業、サービス業、建設ともに生産量が増加しており、第2四半期のGDP見通しを従来の15%縮小から14%縮小に上方修正している。企業調査でも1ヵ月前よりも見通しよりが強いと報告した。
更に7月については、ペースは緩いものの、通常レベルを約7%下回るまで改善が見込まれるとしいる。次の8月、9月の活動がそのまま続けば、第3四半期の成長は前期比で14%の急回復が見込まれるという。
EUR/JPY 121.48 USD/JPY 107.38 EUR/USD 1.1313
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。