リスク選好のドル売りでユーロドルは買い戻し 21日線に顔合わせ=NY為替
きょうの市場は全体的にはリスク選好の雰囲気が広がっており、為替市場はリスク選好のドル売りが優勢となっている。この日発表の経済指標が回復への期待感を示す好調な内容となったことや、新型ウイルス向けのワクチン開発のニュースも流れていた。きょうから7月相場が始まり下期入りしたが、市場のムードは改善しているようだ。
ただ、感染第2波の拡大については懸念が大きく、特に米国での感染拡大が憂慮される。米感染研のファウチ所長は前日に「米国の感染は1日に10万人増える可能性もある」と警告していた。
このような中でユーロドルは買い戻しが優勢となり、1.1275ドル付近まで上昇する場面もみられた。本日の21日線が1.1270ドル付近に来ており顔合わせしている。明日以降、その水準を上抜いて行けるか注目される。
米国と比較して欧州はまだ、感染第2波が拡大の傾向を示していないこともユーロをサポートしているのかもしれない。
EUR/USD 1.1256 EUR/JPY 120.95 EUR/GBP 0.9032
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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