アジア株は上昇、米株高受け買い優勢で始まる 新型コロナは引き続き警戒、今度は豚インフル
アジア株は上昇、米株高受け買い優勢で始まる 新型コロナは引き続き警戒、今度は豚インフル
東京時間10:56現在
香港ハンセン指数 24427.19(休場)
中国上海総合指数 2989.64(+4.97 +0.17%)
台湾加権指数 11708.80(+87.56 +0.75%)
韓国総合株価指数 2132.43(+24.10 +1.14%)
豪ASX200指数 5951.60(+53.72 +0.91%)
アジア株は総じて上昇、前日の米株高を好感して買い優勢で始まった。
新型コロナウイルス感染拡大が懸念されるものの、米指標改善を受けたリスク選好の動きが続いている。30日に発表された6月の米消費者信頼感指数は2011年以来の大幅な伸びとなった。前日には米中古住宅指標が統計開始以来の大幅上昇となるなど、米指標の改善が続いている。ただ、このところの感染者急増を受け、米各州で経済活動再開が一時停止しており、7月8月の米指標は再び悪化する恐れがある。
新型コロナウイルスに続き、今度は豚インフル懸念も浮上しつつある。30日、中国で人にうつる新型の豚インフルエンザが確認されたとの報道が伝わった。中国国内で豚インフル感染が広がっており、中国の研究チームは将来パンデミックが起きる可能性もあると指摘している。今のところ、人から人への感染例は確認されていない。
米中対立も引き続き懸念されている。全国人民代表大会常務委員会は30日、「香港国家安全法」を全会一致で可決し、習近平国家主席が施行令に署名、同法は即時発行された。この法律では、過激な抗議活動や、外国勢力と結託して国家安全に危害を加える行為などを犯罪と定めており、最高刑は無期懲役となり、外国人も対象となる。民主活動家の黄之鋒氏らは30日、香港民主化を求める政治組織「香港衆志」を離脱・解散し、全ての活動を停止すると発表した。ポンペオ米国務長官は、中国の行動は無視できないものだと述べた。
本日は、香港特別行政区設立記念日で香港市場は休場。
執筆者 : MINKABU PRESS
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