週末を控え、主要通貨はもみ合いが続く=東京為替概況
ドル円は107円台前半でのもみ合いに終始した。昨日の海外市場でドル高の流れから107円45銭を付ける場面がら見られたが、高値での買いには慎重で値を落として東京朝を迎え、その後はもみ合いに終始した。
107円を維持しての推移が続いており、ドルの下値しっかり感が継続も、上値をトライする勢いにも欠ける展開。
日経平均が大きく反発。前日の上昇しtが米株式市場は時間外の先物市場で調整売りの動きが見られたが、その後プラス圏を回復するなどの動きになっている。
こうした動きがリスク警戒の後退につながり、ドルへの資金集中の流れを後退させた。もっとも新型コロナウイルス第2波には警戒の動きもあり、ドル売りの動きにも慎重。
ユーロドルは1.1210台を中心とした推移。ドル円同様に動きは限定的に。前日の海外市場でドル高の流れから1.1190近辺まで下げた後、1.12台を回復してのもみ合いが続いている。
新型コロナウイルス感染第2波への警戒感が続く中で、様子見ムードが継続。ここにきて感染者が急拡大しているテキサス州の中心都市ヒューストン市でICUの受け入れ能力がいっぱいになったとの報告などが警戒感を誘っている。週末を控えて状況を確認したいとの思惑もあり、積極的な動きを手控える流れにつながった模様。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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