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株安などリスク回避の動き先行も、ユーロやポンドは底堅く=ロンドン為替概況

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株安などリスク回避の動き先行も、ユーロやポンドは底堅く=ロンドン為替概況

 24日のロンドン市場は、リスク回避の動きが先行した。ドイツでの感染第2波への警戒感に加えて、米国が英国と欧州の製品に対して新たに31億ドル規模の関税賦課を検討との報道が嫌気された。米株先物とともに欧州株が下落している。ユーロドルは1.13台前半から一時1.1270近辺まで、ポンドドルは1.25台前半から1.2460台まで下押しされた。前日NY市場での上昇に調整が入る面もあったようだ。この日発表された6月のドイツIfo景況感指数は予想以上の改善を示したが、ユーロ買いの反応はみられなかった。しかし、序盤の値動きが一巡した後は買い戻しの動きがみられている。ユーロドルは1.13台を回復、ポンドドルは1.25台前半へとしっかりと戻している。ユーロとポンドの比較では、ユーロの戻りがやや鈍い。対ドルや対円では両通貨とも底堅さが印象づけられた。ただ、依然として株安や原油安の動きは残っており、豪ドルなど資源国通貨は上値が重い。また、ドル円は106円台半ばを中心としたもみ合いが続ており、蚊帳の外となっていた。

 ドル円は106円台半ばでの取引。前日のNY市場で一時106円近くまで下落したあとは買い戻しの流れとなった。東京市場では106.40-60レベルでのもみ合い。ロンドン序盤には106.65レベルまで買われた。ただ、欧州株などが下落するなかで上値追いは限定的。ユーロやポンドの振幅を横目に膠着した値動きとなっている。

 ユーロドルは1.13近辺での取引。序盤は売りが強まり1.13台前半から一時1.1269レベルまで下落した。ドイツでの感染第2波への警戒感に加えて、米国が英国と欧州の製品に対して新たに31億ドル規模の関税賦課を検討との報道が嫌気された。ユーロ円も120円台後半から120円割れ目前まで下落する場面があった。6月のドイツIfo景況感指数は予想以上の改善を示したが、ユーロ買いの反応はみられなかった。しかし、値動き一巡後は買い戻しが入っており、ユーロドルは1.13台乗せへ、ユーロ円は120円台半ばへと反発している。
  
 ポンドドルは1.25台前半での取引。序盤は売りが先行し、1.25台割れから1.2466レベルまで下押しされた。その後はユーロドルとともに買い戻しが入り1.2530-40レベルまで反発、下に往ってこいとなっている。ポンド円も133円台半ばから132.77近辺まで下落したあとは、買い戻されて133円台半ばへと戻した。対ユーロでは東京時間にポンド売りが優勢だったが、ロンドン時間に入るとポンド買いが盛り返している。一時0.9016レベルと前日からの安値を広げている。米国が欧州とともに英国にも新たな関税賦課を検討と伝えられたが、報道後のポンドの底堅さが目立っている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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