主要通貨もみ合い=東京為替概況
ドル円は106円50銭台を中心にしたもみ合いに。昨日の海外市場で、107円台から106円07銭まで大きく値を落としたドル円は、106円台を何とか維持したこともあり、安値から106円台半ばまで値を戻して東京朝を迎えた。
東京市場では上下ともに動きにくい展開に。新型コロナウイルスの感染拡大第二波への警戒感、米中関係の不透明感への警戒感などが円買いを誘うも、突っ込んだ売りを入れる流れにはならず。
ユーロドルは1.1310台を中心とした推移。昨日はドル全面安の流れに加え、欧州PMIの好結果などが好感された。高値からの調整局面で1.13台が維持されたことで下値はしっかりも、上値を試す勢いは見られず。
金融政策の現状維持を決めたNZ中銀の結果を受けて、NZドルは対ドル、対円で軟調。対ドルで0.6500近辺から0.6450近辺を付け、その後は少し戻すも0.6480台までで、その後0.6460前後へ値を落としている。NZ派新型コロナウイルスの感染拡大をほぼ抑えきっており、国内での行動制限を行わず、ソーシャルディスタンスの規制も解除するなど、経済再開の動きが広がっていることで、姿勢をより強気なものに変化させるのではとの期待があったが、NZ中銀は慎重姿勢を崩さず、必要とあれば追加緩和と示したことで、NZドル売りにつながった。
MINKABU PRESS 山岡和雅
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。