カナダドルは戻り売り優勢に このあとカナダ中銀が政策発表=NY為替
きょうのロンドン時間からカナダドルは戻り売りが優勢となっており、ドルカナダは1.35加ドル台半ばに上昇し、カナダ円は80円を一時割り込む場面も見られている。原油が利益確定売りに押されており、カナダドルも追随しているようだ。
このあと日本時間23時にカナダ中銀の政策金利が発表される。きょうからマックレム氏がカナダ中銀の新総裁に就任し、就任当日の政策発表となる。現在の政策金利は0.25%だが、ポロズ前総裁は繰り返し、現行の金利水準は可能な最低限と述べていた。市場でも今回は、政策金利は据え置きになることが確実視されている。
前回4月の会合でカナダ中銀は2008年の金融危機でも導入しなかった量的緩和(QE)を導入している。カナダ国債を週50億加ドル購入し、州債の最大500億加ドルまでの購入を発表した。カナダ中銀の政策は政策金利から量的緩和(QE)にシフトしているものと見られる。ただ、それについても今回は据え置きが見込まれている。
むしろ、今後数週間および数ヵ月の経済見通しについて、どのように言及してくるか注目される。
USD/CAD 1.3548 CAD/JPY 80.23
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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