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ユーロ円は二重の追い風が吹き、本日安値から200ポイント急上昇=NY為替

為替 

 NY時間の終盤に入ってユーロ円は上げが一服しているものの、121円台半ばと本日高値圏での推移が続いている。きょうは円安・ドル安の動きが優勢となる中、特に円安が強まり、ドル円は107円台のレンジ上限を突破し、108円台半ばまで急上昇している。そのような中でユーロ円には、ユーロ高と円安の二重の追い風が吹き急上昇している。本日安値から200ポイント急上昇する動きも見られた。

 買い戻しが強まっているユーロだが、今週は4日にECB理事会、5日に米雇用統計の発表を控える中で、オプション市場では短期のプット・オプションの需要が高まっており、警戒感も出ているようだ。

 ECB理事会については、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の拡大がほぼ確実視される中で一部からは、資産購入規模を5000億ユーロ増加させ1.25兆ユーロまで拡大させるとの見方や、プログラムの期限を2021年9月まで延長との見方も出ている。堕落した天使と呼ばれる直近ジャンク級に格下げされた債券も購入対象に含めるとの指摘も出ている。

 その一方で、理事会の結果自体へのユーロの反応は限定的になるとの見方も多い。むしろ、スタッフ見通しに敏感に反応する可能性が指摘されている。

EUR/JPY 121.47 USD/JPY 108.72 EUR/USD 1.1174

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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