株高など支えにドル円しっかり=東京為替概況
ドル円はミネアポリスで始まった暴動が全米規模で拡大、過激化している状況を嫌気して、朝方は頭の重い展開となった。トランプ大統領が国民に向けた演説で軍の派兵も辞さない姿勢を示したことなどが、警戒感を誘った。
もっとも朝方の下げは107円50銭台まで、その後はじりじりとドル買い円売りが優勢に。日経平均の上げ幅が300円を超えるなど株高の動きに。昨日大きく上昇した香港ハンセン指数が続伸するなど、世界的に株高の動きが継続しており、リスク選好の動きが広がった。
13時半に金融政策理事会の結果が発表された豪ドルは、0.6800を挟んだ動き、NY市場夕方に続いて東京朝も0.68台での動きとなったが、大台超え後の豪ドル買いには慎重姿勢が見られた。午後に入って株高からの円安の動きが強まると、豪ドル円が73円30銭台を付ける動きとなり、対ドルでも再び0.68台を付けた。
ユーロドルは1.11台前半での推移。昨日1.1150超えまで上昇した後の調整局面で1.11台が維持されており、下値しっかり感。もっとも昨日の高値を試す勢いも見らえずもみ合いに。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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