米債利回りやや低下=米債券概況
米中対立の激化への懸念などから、米国債は若干買いが優勢となった。ベンチマークとなる10年債利回りはNY朝の0.68%台から0.6412%まで下落し、0.65%台で引けている(利回り低下=債券価格上昇)。
パウエルFRB議長のWEB討論会では、これまで同様にマイナス金利について、米国にとっては適切ではないと否定的な姿勢を示した。今後について、財政支援が必要で、金融政策だけでは不十分という姿勢を示し、債券価格を支える格好に。
トランプ大統領の会見では、中国への不満が見られたものの、即時の制裁発動には至らず慎重な姿勢が見られ、影響は限定的に。
米国債利回り(NY時間17:50)
2年債 0.160(-0.010)
10年債 0.653(-0.037)
30年債 1.406(-0.046)
期待インフレ率 1.143(-0.035)
※期待インフレ率は10年債で算出
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。