モデルナが下落 オックスフォード大がワクチン効果の有無検証の困難を指摘=米国株個別
ワクチン開発のモデルナが下落。7月の大規模な臨床試験プログラムにオックスフォード大学と伴に同社も参加の可能性が伝わっているが、オックスフォード大学の研究チームが、感染率低下によってワクチン効果の有無を検証することがますます困難になるだろうと指摘した。
オックスフォード大学ジェンナー研究所のヒル所長は「新型ウイルス感染が収束するまでの時間との闘いだ」とし、「これまで9月までに有効なワクチンを開発する確率は80%だと述べていたが、現時点では結果が全く得られない確率が50%だ」と語った。
ヒル所長は向こう数週間に治験に参加する1万人のうちウイルスに感染するのは50人未満と想定していると指摘。20人未満であれば、結果は使い物にならない可能性があると述べた。
また、同業のノババックスが7月に臨床試験を開始すると伝わり大幅高となっているが、乗り換える動きが出ているのかもしれない。
(NY時間10:25)
モデルナ 62.05(-6.95 -10.07%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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