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【これからの見通し】リスク選好の流れ続くか、ドル円は108円台乗せ定着が課題に

為替 

【これからの見通し】リスク選好の流れ続くか、ドル円は108円台乗せ定着が課題に

 きょうの東京・アジア市場は株高、原油高とリスク選好の動きが広がっている。米欧などでの経済活動再開、続いて昨日の日本の緊急事態の解消宣言など今後の景気回復への期待が相場を押し上げている。加えて、米製薬会社が新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験を開始したとの報道も上げ潮相場に貢献している。

 米株先物は時間外取引で大幅高。ダウ先物は一時500ドル高と上昇率は2%超となる場面があった。中国政府の締め付けに反対してデモが激化している香港においても、ハンセン指数が一時2%高となる動きをみせている。日経平均は2万1千円の大台を回復している。

 そのなかで、ドル円、クロス円ともに上昇。ドル円以外の主要通貨ではドル安が優勢になっている。ただ、順調に高値を伸ばす各クロス円相場と比べると、ドル円は108円近辺では売買が交錯する傾向がみられている。108円台にしっかりと乗せ切れるかどうかが、円安の流れにとっての課題となっている。

 そろそろ月末を意識するタイミングとなっており、来月に向けた新規実需・投資玉の流入が期待できるかもしれない。月末は仲値やロンドンフィキシングなどの取引高が増加しやすく、相場のレンジ打破につながる可能性も指摘しておきたい。

 このあとの海外市場で発表される経済指標は、米国関連が多い。前日がメモリアルデーの祝日だった影響もあるか。米シカゴ連銀全米活動指数(4月)、米S&Pケースシラー住宅価格(3月)、米コンファレンスボード消費者信頼感指数(5月)、米新築住宅販売件数(4月)、米ダラス連銀製造業活動指数(5月)などが予定されている。米消費者信頼感が5月に入ってロックダウン解除の影響をどれくらい反映するのかどうかがポイントとなりそうだ。事前予想は87.0と、前回並みにとどまる見込みとなっているがどうか。

 金融当局者の講演関連は、ホールデン英中銀委員、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、ポロズ加中銀総裁、ウィルキンス加中銀上級副総裁などの発言機会が予定されている。 
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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