中心限月は暴落、備蓄施設の枯渇視野に売り浴びる=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=11.57(-8.86 -43.37%)
ニューヨーク原油の中心限月である6月限は暴落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比8.86ドル安~47.64ドル高。その他の限月は7.59~1.76ドル安。
米オクラホマ州クッシングの備蓄施設が数週間以内に満たされる見通しであることから6月限は売りを浴びた。新型コロナウイルスの蔓延によって本来の石油需要は失われており、備蓄施設の枯渇が危惧されている。6月限は一時1バレル=6.50ドルまで大暴落した。前日に大暴落した5月限は取引最終日の本日、昨日の安値である1バレル=-40.32ドルから13.86ドルまで一時戻し、10.01ドルで引けたが、無秩序な売りは他の限月へと広がっている。
時間外取引から6月限は下落。節目の20ドルを下回ると下げが加速し、通常取引開始後は6.50ドルまで一段安となった。ただ、安値からは切り返して引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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