ドル円頭重い展開=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ドル円は107円後半まで押し戻されている。序盤には108.20円付近まで上昇する場面があった。
トランプ米大統領が仲違いしたロシアとサウジアラビアを仲介し、両国が最大で日量1500万バレルの減産を実施する可能性があると述べたことが円売り・ドル買いの背
景。サウジは石油輸出国機構(OPEC)加盟国が中心となったOPECプラスに緊急会合の開催を要請したもよう。開催されるとサウジとロシアが再び協議を始めることに
なる。
ただ、日量1500万バレルの協調減産はあまりにも大規模で例がなく、米国が参画しなければOPECプラスの枠組みを持ってしてもおそらく不可能であることから、懐
疑論がドル円の上値を抑制している。
ユーロ円は117.39円付近まで強含んだ後、上げ一服。ポンド円は134.10円まで上昇後、133円半ばで弱含み。豪ドル円は65円半ばで上値が重い。
日経平均は小反発。前引けでは前営業日比54.63円高の1万7873.35円となった。
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。